わかった。
裕也、
しばらく自分のために、いろいろ思いをつづるね。
ここじゃないと吐き出せないから。
なんで、博士課程に来たんだっけ。
ほかの大学に行けばよかったって最近、ずっと思っていたの。
でも、気付いた。
文理選択のときに、お父さんが「ドクターになってほしい」って言っていたから、
私、あのときの家族の夢を叶えようと思ったんだ。
だから、理系ではないけれど、やっぱり、叶えようと思う。
ばあちゃんのお誕生日
裕也、
今日、裕也のばあちゃん、お誕生日だよ🎂
82歳だよ!
お祝いのLINE送ったよ!
秋の収穫祭
裕也、
今日、新庄から贈り物が届いたよ!!!🍀
ネギがどっさり!👏✨
そばも😌💕
この前、夢の中で裕也に会ったんだけど、
裕也、私のことを忘れているみたいで、
抱きついてみても、え?って感じだし、
私が行っても、これからバイト、みたいに忙しそうで。
消防士とマックかな?仕事詰め込んでた。
私が死んだ後、裕也が私を忘れていたら嫌だな。
命日
裕也、
ダメ。今日は、つらい。
もう干支が一回りしたはずなのに、
この日だけはメソメソする。
外はいつも秋晴れなのに、
どんよりして、
涙が溢れて、
気分転換をしようにも足取りが重い。
何年経っても変わらないし、変われないし、変わろうとも思ってない。
みんな変わっていくから、ひとり取り残された気もする。
連絡、ためらうもん。
あの日の感覚、なんで忘れないんだろう。
この日は、いつもあの日のまま。
乗り越えるって分からない。
怖いもん。
いつまで経っても怖い。
今日は、怖い。
結婚
裕也、
裕也と私が結婚していたら、
って未だに裕也の家族も私の家族も
きっと裕也も
私も
思ってると思うんだ。
裕也
死にたい
夢で
裕也、
寝る前には頻繁に裕也のことを考えてるの。
最近、裕也、夢で会いに来てくれないなって思っていたら、今日は会えた。
裕也ん家の車に乗ってて、お父さんが運転席、お母さんが助手席、裕也はその後ろ、私はさらに後部座席。
裕也のお母さんには裕也が見えていないみたいだったけれど、私、裕也とやり取りしていたよ。
裕也って、いつも笑ってる。