世界の中心で愛を叫ぶ
高校時代に借りたセカチューの漫画。
最後に朔太郎が新しい彼女と亡くなった彼女のご両親とオーストラリアで遺灰を巻くんだよね。
「君は怒るかな、笑うかな?」
って。
漫画の絵は笑っていたけれど、私、それを見て、
ありえない!!
怒るに決まってるじゃん!!!
って言ったよね。
そうしたら、裕也は、
「でも、俺が死んで、千愛が落ち込んでいたら嫌だな。千愛には、笑っていて欲しい。」
って言ったの。
あまりにも達観した台詞にびっくりしちゃった。
事故以降、その言葉の重みが増した。
その会話以外でも、私が泣いてると、駅でも家でも、
「笑え!」
って、顔をいじってきたり、
わざと作り笑いしたら、
「子どもか!」
って裕也が笑っていたよね。
今日のカウンセリングでは、そんなことをお話ししたよ。
臨床心理士の先生も、
「重みを感じるね。」
とおっしゃっていたよ。
帰りに、ビールとお菓子を買ってきたよ。
他にもあげたいお菓子がたくさんあるの。
明日、買ってこようかな。
お菓子だらけになりそうだね。
いよいよ土曜日、お邪魔しに行くね。
かまってね。