叶わない仮定法
彼と過ごした日々を振り返ると、
思い出を美化するわけじゃなくて、
あまりにも幸せすぎて、
現実の残酷さと直面することがある。
現実は現実で、目の前のことだけを考えていれば、それっぽく過ごせるのだけれど…それっぽく。
時折、ふと、頭の中で、タイムスリップすることがあるの。
もし、、、
彼だったら、、、
たら、れば、そればかり。
考えても何も変わらない。
叶わない。
でも、考えちゃう。
どうしようもない。
一瞬だけでも、幸せを感じられたら、仮定法も悪くないのかな?
それとも、何でもない現実に価値判断をして、辛くなるのかな。