苦しくなる瞬間
裕也、
今日は朝からモンスターを飲んで机に向かったよ!
居眠りしていないよ!
一週間の自分に課した課題を着実に進めようと必死。
明後日からは授業が再開するから、明日は準備をしなきゃいけないし、今日は頑張らなきゃ、って。
でもね、
集中しているときは良いのだけれど、
時折、ふと、裕也のことを考えるよ。
裕也の家族のことが脳裏をよぎるよ。
それで、
どうしてこんなことになっちゃったんだろうって、
考えれば、考えるほど、苦しくなる。
分かっているのに、そんな時間があるよ。
どうしようもないよね。
どうしようもないんだけれど、
苦しくなる。
9月28日。
時刻
とか、
賞味期限
とか、
そういうものでも何となく意識してしまう。