子ども好き
裕也は、とっても子ども好きだったね。
この前、裕也のお父さんとお母さんと一緒にお出かけしたときも、ずっとすれ違う子どものことを目で追いかけては、微笑ましそうな表情をなさっていたよ。
最近の子どもの事件には、ひどく心を痛めて、
「(かわいそうで)見れない。」
って。
虐待する親のこと、お母さんがキツく説教してやりたい、って。
裕也の弟の子どもも、これから産まれる予定の子も、一歳になっていない犬のことも可愛がっているよ。
動画を含めて、弟夫妻の子どもへの接し方を見て、安心しているよ。
だからね。
もし、裕也と私に子どもが授かることがあったら、授かったら、授かっていたら、裕也パパも祖父母も曽祖母もみーんな、絶対にものすごく可愛がってくれたと確信する。
そう思える。
他の人との子どもを持つことに違和感しかない。
むしろ、いらないと思ってしまう。
そう決断しちゃった。
でも、この家族なら、愛情いっぱいに見守ってくれたんだ。
安心して産んで、子育てできたんだ、って、強く思うよ。
想像しただけで、未来がまぶしすぎる。
希望に満ちていて。
そうなりたかった。