また夢の中で
裕也、
昨日に続いて今日も夢の中で一緒にいたね。
なんか、
私は前任校っぽいところにいて、
そこで大地震が起きて、
という設定だったの。
もちろん、裕也のところでも地震が起きてて。
だからね、
一緒にいるときに、道で、
私、裕也に言うの。
「地震が起きたとき、裕也はここで亡くなったんだよね。あの後、この辺りでは…。裕也は、その後、どうしたの?」
って。
裕也、
「え(笑)」
って感じに戸惑いや苦笑に近い笑いをしていて。
まるで、
こいつ、バカなの?
って言っているかのように。
何も説明しなかったね。
裕也、地震じゃなかったのに。
あの道路じゃなかったのに。
ちんぷんかんぷんなシチュエーションだけれど、
そんなんでも、
私、裕也と一緒にいられるだけで幸せなんだよ。
起きて悲しくなる訳じゃなくて。
夢の世界は夢の世界で存在しているような気がしてる。
だから、
夢の世界でも、
私が裕也と一緒にいたい
という自分勝手な思いが、そんな風に夢になって現れても、
私、それでもいい。
夢の世界があるから、現実に帰っても寂しくないし、なんとか、やって行ける気がする。
側から見たらズレてるけれど、
私には、夢の世界も、どちらの世界も必要で、
あったらいいな、と思っちゃう。