お母さんとお父さんと私
2019年6月23日。
裕也、今日は最高の1日だったよ。
昨晩、酔ってすぐ寝てしまった私は、3時に目が覚めて、お母さんにお風呂を勧められ、お風呂をいただき、また二度寝。
5時にはおばあちゃんが朝ごはんの支度を始め、5時半には朝食を終えていらしたよ。
おばあちゃんは、私のお土産のクロワッサンのお菓子を半分召しあがったら、シルバーへ行かれたよ。
「じゃあね、千愛ちゃん。また来てね。」
って。
それからお母さんと畑のパトロールへ行ったよ!
7つもの広くて、綺麗に整備された見事な畑で、すごかった!
裕也のお墓の周りも車で回ってもらったね。
ラズベリー、つまみ食いしちゃった!
つみたてのラズベリー、美味しかったなあ!
朝から犬のアサヒちゃんは元気いっぱい!
おやつをあげたり、ちょっとだけ遊んだよ。
お父さんも起きていらして、3人で朝ごはんをいただいたよ。
それぞれ食べたいもの。
お父さんは、私のお土産のカツサンドを召しあがってくださったよ!
お母さんが焼いたお肉は、朝から2枚もご馳走になったよ!
おばあちゃんは、私がホワイトデーで感激した豆のおふかしご飯を思い出して、枝豆を作ってくださっていたし、昨晩の豆ごはんも煮物もスープもいただいちゃった。
お母さんオススメのトマトジュースも、たらこも白ごはんでいただいて。
「千愛ちゃん、朝しっかり食べるんだって。」
とお父さんに話して、お母さんもおばあちゃんもたくさん用意してくださったの。
美味しくて、モリモリ食べたよ。
さくらんぼも、お母さんのヨーグルトとみかんの缶詰めも完食!
それからは、裕也の仏壇に3人で手を合わせたね。
お母さんに般若心経を唱えたいとお願いして、一緒に般若心経や不動さん(28日)のお経、ほかのお経も真似しながら唱えてみたよ。
届いたかな?
悲しい話は嫌、とあれほど聞いていたのに、絵本とイラストカードをお渡ししたら、お母さん2ページ読んで、涙をボロボロされていて。
「まだ裕也が最後に食べたお弁当箱、洗えないんだ。」
って。私もボロボロ。
それから、お家をおいとまして、お墓へ行ったよ。
裕也のお母さんが成城石井の和三盆クッキーをティッシュに包み、野菜ジュースを持って。
裕也のお父さん、私、裕也のお母さん。
3人揃えてお墓の前で手を合わせていたら、涙がポロポロこぼれてきちゃった。
ちょっとだけお墓に触れて、お墓を後にしたよ。
そして、私の希望で、まずは谷地のいろは支店へ向かったよ。
お母さんったら、人数4人ってかいていらしたの。
「あ、裕也も入れちゃった!」
って。
訂正する必要なかったのに。
3人ですよ、なんて言わなきゃ良かった。
お昼時で混んでいて20分くらい待ったのかな。
みんなで冷たい肉そばをペロリと平らげだよ。
私と妹とじいちゃんの思い出の場所だって、お話ししたら、お母さんが聞いてくださったよ。
以前は、本店へ行ったらしく、お父さんが
「見直したな。」
って。美味しくて良かった。
お金を支払おうとしたら、お母さんとレジでお金の出し合いっこみたいになって、ご馳走になっちゃった。
それでまた涙がこぼれた。
私のわがままなのに。
私の念願を叶えていただいたのに。
私の個人的な思い出の場所にわざわざ付き合ってくださったのに。
本当にありがたかったよ。
お次は、宮城へ。お父さんがハマっているお寺の参道の油揚げを食べに行ったよ。
私はお腹いっぱいで口を開けたまま爆睡しちゃった!
途中のコンビニであれこれ迷いながら、私に裕也も好きだったカルピスを買ってきてくださったよ。
それで目が覚めたかな。
油揚げは絶品だった!
お豆腐みたいで中はふわふわ、外はカリカリ。
せっかくだから、お寺さんも回ったよ。
ろうそくとお線香も買っていただいて、お寺の中へもお邪魔して、じっくりお参りしたよ。
資料館にも行って、3人揃って、映像を見たり、展示品を見たり、最後には、鯉に餌を与えたり。
もう大満喫!
最後は、またまた私の要望でパフェ屋さんへ。
お母さんが口コミで4.0もの高評価のお店を、裕也たちが小学生の頃に住んでいたあたりの地域に見つけて向かったよ。
裕也が小学4年から6年までを過ごした母校も通って来たよ。
カフェは閉店間際だったけれど、延長してくださった。
緑が深い、とってもお洒落な感じの良いお店で、異空間で、落ち着く場所だったなぁ。
お父さんも気に入っていらしたよ。
メニューも手描きで可愛かった!
3人それぞれパフェを頼んだの。
お父さんは、メロン。
お母さんは、いちご。
私は、シューアイス。
待っている間は、私が誕生日辞典を見つけて、4人の誕生日のページをめくり、性格や相性などを読み上げて、ふむふむと聞いていらしたよ。
パフェは、みんな、別々に来たけれど、これがすごいの!
大きさ!
お父さんは糖尿の内科の先生に怒られる、お母さんはダイエット外来の先生に怒られる、って言いつつ、みんなで手分けして、大笑いしながら食べたよ。
ね!迫力があるでしょ!
私は、もったいなかったけれど、途中でリタイア。
でも、お父さんがシューアイスを2つ、お母さんがシューアイスを1つ食べてくださったよ。
もう協力するしかない!
お二人は見事に完食!
最高の時間はあっという間で、駅に着いちゃった。
お母さんが車から降りてきて、肩に手を添えてくださったよ。
駅に向かったら、お二人とも手を振ってくださったよ。
駅の方へ足を進めたら、一気に涙がこみあげてきちゃった。
寂しくなっちゃった。
本当に本当に愛情たっぷりの親御さんだよね。