抱きしめる
裕也、
夢の中で、お正月らしくて、裕也のお家に帰省していたね、私。
新幹線、遅れちゃった、って。
裕也、駅に迎えに来てくれて、途中でスーパーに寄ったよね。
そこに裕也のお母さんとお父さんもばあちゃんもいらして。
私、スーパーの入り口あたりで、裕也にむぎゅーって、抱きついたの。
裕也の感覚だった。
懐かしい、って。
変な新商品を見て笑ったり、
こたつでゴロゴロしながら、紅白見たり。
すごく居心地が良くて。
私、色々目標を叶えたけれど、裕也がいなきゃダメなんだって思ってた。
こんな風に夢の中で思い出が増えるなら、私、非現実に感じる現実の方もなんとかやり過ごせるかな。