何かしてあげたいという気持ち
裕也、
今日、カウンセリングだったよ。
始まるや否や、早速、裕也の話をどんどん話したよ。
涙が溢れ出て、言葉がまとまらないまま、
限られた時間の中で話さなきゃって、
あれもこれも。
「彼に何かしてあげたいと思うのはどうして?」
って聞かれたの。
今、裕也に何かしたい。
結局、未来が途絶えたことに対して、もがいてるのかな。
裕也と幸せになりたい、って思いがつもりにつもって、
でも、どうしようもなくて。
しまいこむ作業のせいで距離を感じるようになって。
それが嫌で。
でも、しまいこまなくても、忘れないように頻繁に思い出しても、
どっちも悲しかったら、
どっちがいいんだろうね。
こうして書いていることも、
裕也のお家に行くことも、
すべて自分のためだとしたら、
私、裕也に何をしてあげられるんだろう。
裕也にはもらってばかりで、今も続いているものがいっぱいあって。
助けられていて。
ジジもそう。
裕也との出会いは私にとって衝撃的だったから。
私に欠けている部分を補ってくれたから。
カウンセリングが「順調に進んでいる」
とカウンセラーは言うけれど、
距離を感じるほどに寂しいんだよ。とっても。