遠く感じる

裕也、

私が今年の6月10日に

この「お手紙」を始めてから、

180回を超えていたよ。

自分のために書いているのかな。

いつまで続けられるのかな。

裕也のこと、

起きてしまったことを

自分が納得する形で受け止めて、

気持ちに整理がついたら、

更新しなくなるのかな。

裕也、

読んでくれてる？

私の勝手で、読まなきゃいけない日課を増やしてしまったけれど…

カウンセラーに、

裕也のことは順調

だと言われたの。

気持ちに整理がついてきているんだろうね。

だから、

次、裕也のお家に行ったときは、

6月とは感じ方違う、って。

そうなんだろうけれど、

だからなのか、

最近、裕也が遠く感じる。

ずっと忘れないように、

声も

出来事も

愛され方も

思い出も

頻繁に思い出していたんだよ。

記憶って、そうしないとどんどん消えてしまうから。

それなのに、

カウンセリングで吐き出せば吐き出すほど、

その時は感情が高ぶって、

自分でも想像していなかったくらい泣くの。

悲しいと思っていなかったはずの些細な出来事でさえ、

口にすると、

涙が溢れるの。

それが、

しまいこむ作業で、

しまいこんでいるなら、

私、引き出せるのかな。

裕也のこと、忘れたくない。

なんでこんなに遠いの。