あと1年ズレていたら、、、
裕也、
今日は、カウンセリングの日だったよ。
ボロボロ泣いたよ。
あと1年ズレていたら、
事故があと1年遅かったら、
違ったと思うの。
裕也ともっといろんなことができたと思うの。
後悔しかない。
今日、初めて、浪人したことをカウンセラーに話したの。
そうしたらね、
大学1年生だったら、旅行なんてできない。
できることが限られている。
そりゃあ、今ならできることが増えているだろうけれど、
それは、今だからできるのであって、
大学入学したては授業でいっぱいいっぱいで無理だ、って。
それに、
こんなに早くお別れが来るなんて予想していなかったから。
裕也と裕也の家族と将来のことを綿密に計画していた分、
そうなっていない未来を嘆いている。
裕也の気持ちに応えてあげられなかった。
カウンセラーは、裕也がしたくてしたことだし、
気持ちに完璧に応えていたら、
裕也が亡くなった後、私はもっと大変だった、って。
大学生活があったから、私はまだ自分を保ってこられたんだ、って。
そんなことをお話ししていらしたよ。
結果的にね。
なんとか、合理的な理由を、こじつけでも見つけようとするんだよね。
こじつけだよね。
何もかも。
ちょっと豪華なお昼ご飯。