頼りになった…?

裕也、

 

裕也が落ち込んでいたとき、私、頼りになったのかな…?

 

 

カウンセラーはそう言うけれど。

 

 

頼り、まではいかない気がする。

 

 

裕也、

 

 

 

裕也のお父さんが

 

 

「好きな女も守れなかった。情けねぇ。」

 

 

って男泣きしたとき、

 

 

裕也、私にそのことを話して、

 

 

 

「だから、俺は好きになった女を、ちあきを一生かけて守る!」

 

 

 

って言ったの、覚えてる?

 

 

カウンセラーの先生は、

 

 

「彼、無念だっただろうね。そうしたかっただろうね。」

 

 

 

っておっしゃっていたの。

 

 

 

そうなの?

 

 

無念…なの?

 

 

 

私は、無念だよ。

 

 

どうしようもないくらい。

 

 

なんか、今日のカウンセリングは、終わってからが辛くなった。

 

 

 

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