先を生きる
裕也、
今日ね、ふと、思ったの。
私ね、
高校で働いているときに、生徒に
教師とは?
と廊下で聞かれて、即座に、
え、先を生きる人
って答えたの。
そうしたインタビューのつぎはぎを生徒はムービーにしてくれたんだけど…
今日ね、その言葉を思い出して、
先を生きる人
って、
後ろに生徒がいるから、
私は一緒に学びながら教えるべきことがあるから、
だったら、
常に
先を生きなきゃいけないんだ、
って。
彼女たちが成長してもまだ年齢を重ねていられるように、
先を生き続けなきゃいけないんだ、って。
先を生きていなきゃ、
生きていなきゃ、
って思ったの。
うまく伝えられないけれど、とても深く。
泣きそうになるくらい
何か込みあげてくるものがあったよ。